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新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。

私たちは、日本の学生バスケットボールチームのなかでも最も歴史あるチームのひとつです。

1924(大正13)年、東京商科大学(現・一橋大学)は早稲田大学・立教大学とともに「全日本学生籠球連合」を結成、現在の関東大学バスケットボールリーグの礎を築きました。

我が部はそれ以来、90年以上ものあいだ関東の強敵としのぎを削ってまいりました。

 

一橋大学は、極めて小規模な国立大学です。いわゆるスポーツ推薦も一切ありません。

それゆえ、設備や境遇は決して恵まれているとは言えません。

対戦する大学の多くが積極的なリクルートによって有名選手を獲得する一方、私たちの大半は高校までに大きな実績をあげられなかったプレイヤーです。

 

しかし、私たちの目的はこうした条件下で勝つことにあります。

一見して不利に思える条件を覆し、勝利を掴むためには何が必要なのか。

チームを勝利に近づけるために、いまの自分には何ができるのか。

全国区の選手を上回り、他の大学を打ち負かすにはどうすればいいのか。

チーム全員がそれに徹底的にこだわり、主体性をもって取り組みます。

 

単にバスケットボールがしたいのであれば、選択肢はいくらでもあります。

しかし、そのなかでもここでしかできないことがあると実感しています。

学生スポーツの熱量をもって、勝利のために本気でぶつかり合うこと。

一橋大学バスケットボール部という看板を背負い、プライドを懸けて闘うこと。

バスケットボールを通じて、人間的に成長すること。社会で通用する人間になること。

ここが大学生活の全てを注ぎ込むにふさわしい環境であると約束します。

 

皆さんにお会いするのを楽しみに、国立の体育館にてお待ちしております。

 

一橋大学体育会バスケットボール部一同

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